分析の流れ
お問い合せ まずは、お気軽にお問い合せください。電話、Fax、メール等、手段は何でも結構です。分析に関する質問、困っていることなど些細なことでも結構ですので、是非ご連絡ください。

ご相談・内容の確認 お客様と情報を正しく共有することが、価値のある分析を行う上で最も大切なことだと考えています。ご相談を通じて「何を明らかにしたいのか」について目的、内容をご確認いたします。

分析法の提案・お見積り お客様と一緒に考え、解決策を導き出す「分析方法」をなるべく複数ご提案し、ご予算の範囲内で最大の成果が期待できる分析方法を検討します。

ご依頼 ご提案いたしました分析方法・お見積り内容にご同意いただけましたら、営業担当者までご一報ください。分析サンプルの受領後、受注手続きをとり、分析に取りかかります。

測定・分析・評価 急ぎ結果が必要な場合、分析の立ち会い、進捗状況の確認を必要とされる場合は、お気軽にお申し付けください。

ご報告 メール・FAX・郵送等お客様のご指定・ご希望の方法で報告いたします。

お支払い 報告時に添付いたします、請求書にもとづきお支払いをお願いいたします。


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当センターの品質保証体制
分析110番。巴川分析センターが提案する、新しい分析サービスのご提案です。
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分析対象領域から探す 粘・接着製品

粘・接着特性に大きな影響を及ぼす極表面の分析、表面欠陥や異物の解析を始めとして、諸特性の評価・解析を致しております。

分析手法紹介
接着異常の解析(極表面の分析)

外観欠点解析(表面欠陥・異物の観察・分析)

アウトガス分析

イオン性不純物分析

接着樹脂機能評価(ガラス転移温度、硬化反応の進行度など)



具体的事例紹介
▼事例名をクリックすると詳細をご覧頂けます。
事例1:
 
事例2:
事例3:
 
事例4:
事例5:
 
事例6:
事例7:
 
事例8:
事例9:
     

離型シート剥離不良の解析
離型シートを剥がす際に、重剥離部分(異常)と軽剥離部分(正常)が交互に見られる不具合が発生しました。異常部分と正常部分の離型シートの表面をXPSで観察したところ、正常部ではシリコーンが検出されたが、異常部では無機のシリカが検出されました。
剥離の異常は、離型剤のシリコーンが酸化によりシリカに変質したことが原因であることが判明しました。(詳細は添付PDFファイルをご参照下さい)

接着不良の解析
接着強度が通常より低いという不具合が発生しました。離型フィルム(PET)と接着面の両方の極表面をXPSにより観察したところ、接着不良品は正常品とは異なるスペクトルを有し、離型フィルムと接着面の双方からPETが検出されました。
さらに、接着面をC60イオンスパッタで深さ方向の分析をしたところ、PET→離型剤層→接着剤層の順で検出されました。
接着の不良は、離型シートの剥離が離型剤と接着剤との界面で生じずに、離型シートのPETフィルム部分で層剥離したため、接着面が露出せず、接着不良が発生したということが判明しました。(詳細は添付PDFファイルをご参照下さい)

外観欠点分析
写真@は、塗料の混合が不均一であったために樹脂溜まりを生じ、樹脂が硬化収縮した際に表面が陥没したものです。
写真Aは、低沸点物が粘着層表面に付着し、表面層が変形した(外周のくぼみ部分)後、加熱により中央部分に凝集し、最終的に低沸点物が揮発して中央部のくぼみが出来たものです。
外観欠点の形状を十分に観察することにより、その発生原因を掴むことが出来ます。
写真@ 写真A

アウトガス分析
粘・接着剤から放出される揮発性ガス(アウトガス)は、半導体の機能障害、接点障害、曇りの原因、異物などの原因となります。使用環境下で発生する極微量な揮発ガスの分析には、パージ&トラップGC-MSでの分析が有効です。(詳細は添付PDFファイルをご参照下さい)
ガス分析の詳細はこちら

イオン性不純物分析
電気電子回路部品に使用される工程テープでは、耐イオンマイグレーション性の高さが重要になります。粘・接着剤におけるイオンマイグレーション性は、イオン性不純物の存在に左右されます。イオンクロマトグラフにより、詳細な分析が可能です。

接着性機能評価
粘着剤、接着剤の特性は、様々な熱化学的特性から評価することが出来ます。温度変調DSC、TMA(など)による樹脂の熱化学的な挙動を調べることにより、ガラス転移温度(Tg)、硬化反応の進行具合の解析、製造条件の適正化を検討することが可能です。
その他、粘着・接着に関わる分析については、お気軽にご相談ください。

アクリル系粘着剤の断面化・金属箔付粘着テープの断面化
サンプルの内部を観察したい場合、サンプルを断面化して作成した断面を観察します。
より綺麗で正確な断面の作成が分析の成否に大きく影響します。
冷却しながらイオンビームで断面を作成することで、通常の加工ではダメージが出てしまい
観察できない粘着剤サンプルにも対応できるようになります。
断面化後は電子顕微鏡(SEM)で観察します。

熱硬化接着剤の硬化反応(加熱ATR法による連続測定)
化学反応の進み具合を可視化することにより、加熱により反応が進む過程を可視像で、
熱硬化反応の進み具合をFT-IRで確認しています。室温ー350℃加熱の際の組成変化を
FT-IRの連続測定による観察しています。