紙・セルロースという素材は、古くて新しい素材です。紙の断面を素の状態で観察する技術、パルプから紙に至るまでの各種分析、JIS規格やISO規格、TAPPI試験など「紙」の公定試験について、お気軽にご相談ください。
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JIS規格、ISO、TAPPI規格に基づく各種測定

紙の断面観察(光学顕微鏡による素の状態での観察、電子顕微鏡観察)

紙の薬品分析(填料、バインダ、サイズ剤等)

パルプの繊維長、セルロースの平均重合度測定

紙の組成・構造分析

紙中の微量元素の定性

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紙の断面観察〜光学顕微鏡による観察
紙の構造を観察するには、繊維間の空隙の情報が大変重要になります。写真@は新聞紙の断面、写真Aはポスターなどに使用されるアート紙の断面になります。アート紙の断面写真(光学顕微鏡写真)では層構成、セルロース繊維の形状、塗工層の厚さなどが確認できます。
通常は包埋処理(エポキシ樹脂などで試料を固める処理)を行うのですが、写真@及び写真Aは包埋処理を行わずに断面化した事例で、分析目的に合致すれば包埋処理に比べ短い処理時間でサンプルの断面情報を得ることができます。
紙の内添顔料の分析
紙に様々な特性を付与させる目的で、顔料等が紙の表面や内部に添加されます。紙の白色度や表面状態をコントロールする目的で表面に塗布するもの、光線の透過度(不透明度)をコントロールするために紙の内部に添加させることがあります。紙断面の顔料の分布をEDSで分析することで、紙の特性を評価することが可能です。(詳細は添付PDFファイルをご参照下さい)
セルロースの平均重合度測定
株式会社巴川コーポレーションの創業技術である、「電気絶縁紙」などで紙の高分子としての特性を評価する目的で、セルロースの平均重合度を測定しています。(日本電機工業会規格 JEM1455:変圧器用絶縁紙の平均重合度測定方法)
詳細は、添付資料をご参照ください。(詳細は添付PDFファイルをご参照下さい)
紙中の微量元素の測定
紙を完全分解(無色透明、残渣のない溶液)して、ICP-MSもしくはICP-AESで測定することにより、紙中の微量元素の測定をすることが出来ます。有害元素の定性・定量、不純物の定性・定量などが可能です。
紙のシミ分析
紙に出来たシミの分析も承っています。シミの原因は様々ありますが、代表的なものを挙げると、付着物によるシミ、劣化によるシミ、添加薬品に起因するシミ、鉄イオンに起因するシミなどがあります。サンプルの状態を確認し、有効な分析手法をご提案いたします。